もしもの備えが肝心
海外に滞在中に何らかの病気や怪我が原因で医療サービスを受けた際には高額の医療費が発生する可能性を考えておく必要があります。
日本では健康保険制度が浸透しているため、医療費のうち自己負担額は一部だけで済みますが、海外では全額自己負担になるため驚くほど高額な医療費を請求されてしまいます。
自分は健康だから大丈夫とか、短期間の留学だから問題ないと考えるのではなく、万が一に備えることが重要であることを忘れないでください。
海外留学をする際にはあらかじめ保険に入っておくのがおすすめです。
海外留学保険などが存在しており、それぞれの違いをよく見極めることが大切です。
海外旅行時に加入する保険との違い
留学に限らず、海外旅行の際にも保険に加入する方もいますが、留学やワーキングホリデーの際に加入する保険とは若干違いがあります。
海外旅行の場合は期間が短くて最長でも90日間までとされていますが、留学などの場合は契約期間を長期で設定できるという特徴があります。
一般的な海外旅行保険と比較すると特別な契約期間に設定されるため、あまり一般的な保険という扱いではないようです。
掛け金が安ければ良い?
保険に加入する際に気になるのは保険料の金額です。
できるだけ留学費用を抑えたいと考えている方にとっては掛け金がどのくらいになるのか気になる部分だと思われます。
よく保障内容を確認しないまま保険料の安さだけで決めてしまうと、実際に保険金の支払いを受けなければいけない事態になった時に十分な保証を受けられない可能性があります。
例えば寮やホームステイで滞在する場合とアパートや一軒家を借りて滞在する場合でプランを分けている保険が存在していたとします。
保険料を比較してみると寮やホームステイで滞在する方が安いのでこちらで加入したのに、実際にはアパートを借りて滞在していましたが、不注意で火事を引き起こしてしまったというケースでは補償対象になりません。
アパートなどの賠償責任についてはアパートや一軒家を借りて滞在するプランに含まれているため、寮やホームステイで滞在するプランには含まれていないためです。
本来の目的に応じた保険に加入していなかったため、結局は保険金の支払いを受けられずに自分で負担しなければいけない事態になるので注意してください。
現地でも加入可能な保険について
留学に備えて日本で保険に加入する方も多いですが、現地でも加入できる保険も存在していることを覚えておくと良いです。
あくまでも一例ですが、日本人向けに医療サービスに特化した保障内容になっているため、割安な保険料を実現させているものがあります。
盗難や賠償責任などについては対象外になっているなどデメリットになる部分もありますので、必要に応じて加入を検討してください。