留学先へお金を持っていく方法

リスク管理も忘れずに

海外留学をする際に必須になるのが現地のお金です。
できるだけお金がかからないように過ごそうとしても、何かとお金が必要になる場面が多いものです。
海外は日本よりも治安があまり良くない国が多いため、できるだけ多額の現金は持ち歩かない方が良いと言われています。
留学先へお金を持って行く方法はいくつかありますが、それぞれの特徴を捉えてリスク管理を徹底しましょう。

最善策から検討を

最も安全な方法として考えられるのが、海外留学先の国で銀行口座を新たに開設し、あらかじめ生活に必要なお金を口座に入金しておけば、必要に応じて現地のATMなどでお金を引き出して使うことができます。
多額の現金を持ち歩かなくても安全にお金の管理ができるので、慣れない海外生活でも安心できると考えられます。
ただしこの方法は半年から1年間などの長い期間に渡って留学をする場合にしか使えない方法と言えます。
短期間留学する方の場合は銀行口座を開設するまでの時間がかかりすぎる可能性が高いため、口座にお金を入金できる状況になるのを待っている間に予定していた留学期間が終わってしまうことも考えられます。

短期留学をする方は必要なお金を最低限に留めておくようにして、外出時にはできるだけ現金を持ち歩かずに他の方法を検討してみましょう。

トラベラーズチェックの活用

海外旅行をする際には旅行者用の小切手として活用できるトラベラーズチェックを活用した経験がある方も多いはずです。
留学をする方もトラベラーズチェックを活用できますので、現金を持ち歩く代わりとして使えます。
渡航前に銀行や郵便局などで渡航先の国で使えるトラベラーズチェックを必要なだけ購入しておきます。
購入した際に自分でサインを記入しておき、留学先で使用する際に再度サインをすることで不正に使用されるのを防止できる仕組みになっています。

万が一トラベラーズチェックを無くした場合、今までに使った分をしっかり控えておき手続きを行なうことで未使用分の再発行も可能になります。
使う度に控えるのは面倒かもしれませんが、不測の事態に備えておくことが大切なのです。

海外でも使えるカード

わざわざ留学先で銀行口座を開設しなくても、日本の銀行口座にあるお金を上限にして海外のATMで現金を引き出せる国際キャッシュカードを活用する方法もあります。
日本でも活用しているキャッシュカードを海外でも同じように使える利便性の良さが大きなメリットになります。
ただし、国によっては未対応の場合があるため、現地で使おうとしていたお金を全てATMから引き出そうと考えていた方は困る事になります。

お支払いの際は現金以外にクレジットカードでも支払い可能な場合が多いです。
いざという時に備えてクレジットカードを財布に入れておくのも良い方法です。